「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」視聴。2025/02/10

「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」視聴。

噂を聞いてハイローぽそうだと思ったらかなりハイロー、というか(おそらく)参考元と題材がかなり近しくて結果的に同類の視聴感になってる感はあった(無名街ってかなり九龍城だったんだなとか、テーマ的には(いつか失うであろう)ホームと地の繋がらない絆・結束とか)。

殴っても殴っても殴っても倒れないタフガイの主人公、イケメン、マスクを付けた闇医者、ゆるいリーゼントみたいな伊達男と主役の若者4人の造形がくっきり別れてて、九龍城時代の彼らの物語をもっと観てみたかったところはある。

前半の九龍城入居編・中盤の九龍城崩壊編・後半の復讐編とパートが別れているが、中盤以降で暴れ出すロン毛グラサンがとにかく強強強強強強過ぎて、パート分けで後半パートの尺を盛るためにバカみたいな強さにしたのかな?ってくらい強かった(後半30分くらいずっと1対4で殴り合ってたし主役側が押し負けてた)。一人だけ昔の中国ビックリ達人全部マシ(石を食う、炎が平気、刃物が通らない)な気功の達人なんてもんがいていいわけ?

流れてくる作品感想は8割ほど目を逸らしながらちょいチラ見てたけど、ほぼほぼグラサンジジイ(つよい)と硬直グラサンマン(洒落にならんくらいつよい)の話しか頭に入ってなかったし、九龍城とかいう常軌を逸した建築物を表現した映像・美術やそこに住む人々の生活感はスクリーンで観ないと分からんもんだから視聴して良かったなと思いました。

九龍城の下層から覗く空と、要所のシーンでそこを通り過ぎるジェット機の画が象徴的で、何かしらのニュアンスを伝えてる気はするものの、結局何かしらの同時代・同地域的な知識が有ってこそ伝わるものなのかもしれない。

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