zakkan2025/02/10

視聴してて思ったのが、
寂しいおじさんの独り言(https://youtu.be/OUwqXLp2d5I?feature=shared&t=1175)とは、 ヤマアラシ(=日本土着の音楽性と混同された西洋的音楽観)に対して
グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシア、
ブルース・ブラザーズのジョン・ベルーシ、
言わずとしれたジャズのマイルス・デイビス、
そして村田英雄。
この四人の「サイボーグのオバケ」を引き連れた向井秀徳との対決だったのでは、ということだった。
あとザッパ。
そしてビーフハート。

ヤマアラシはユーラシア・アフリカに分布するヤマアラシ科と南北アメリカに分布するアメリカヤマアラシ科の2つのグループに分かれる(という事は「ヤマアラシその他の変種」で皆様ご存知だと思いますが、そ)。

そして「サイボーグ」の「オバケ」。
肉体的な制約から外れた「非」人間的・無機的な「サイボーグ」概念。
旧来日本的な世界観には登場しない極めて日本的な霊的概念を指し示す「オバケ」(ghostではなく)。
そこに、音楽を(生命を持った人間が演奏するという意味で)属人的な性質から解き放った、いわゆる「サイボーグ」へ。
そして日本的なローカライズを経た「オバケ」へと変異し吸収したことの表現・意思表明が「サイボーグのオバケ」という楽曲なのではないか。

以上の文言の大半は自分でも信じていない。
6割くらいは適当なんじゃないかな。
主にヤマアラシ云々。
あとオバケ云々、サイボーグ云々。

優れた創作者の一部は、その文脈(コンテキスト)を「読み取られる事を期待するかどうかに関わらず」適切に出力する、と言われている。
適切に出力されたコンテキストとは、つまり論理的だということだ。
期待するかどうかに関わらないということは、つまり無意識下でその選定が行われているということだ。
それは、あるいはこう読み替えることもできる。
「優れた創作者の一部は、どのような表現であっても『それを適切に、論理的に読み取ろうとする読み手が存在する』」と。

まぁつまり、「すとーりーず」。名盤だと思います。

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